佐井村福浦地区では100年以上前から続く漁村歌舞伎が今でも演じられています。明治時代に上方歌舞伎役者の中村菊五郎とその妻が、当時特に冬の間の娯楽に乏しかった漁村の人々に歌舞伎の手ほどきを行ったことが始まりだと言われています。

現在でも15名の地元の漁師の皆さんによって毎年4月10日に演目が披露されます。

歌舞伎が披露される歌舞伎座も本格的な建物です。

しかし最近では漁師の数自体減ってしまったため、公演時には全国から駆けつけてくれる応援部隊に頼らねばならない状態です。素敵な伝統芸能を何とか継続していってもらいたいものですね。