「ないものはない」宣言を行った町が、こちら島根県海士町(中ノ島)だ。本土から約60キロ、船にゆられること約4時間で到着する隠岐の島。

本土と隠岐を結ぶフェリー

「ないものはない」には二つの意味がこめられているとのこと。まず一つは「無くてもいいじゃん」、そして二つめが「でも大事なものは全てここにあるよね」。そんな町を象徴するのが移住者率の高さだ。島の全人口2300名のうち約2割が島に何のゆかりもないIターンというから驚きだ。私が取材で街を歩いていても、皆挨拶してくれるし、写真を撮影したりしていると近くのおじさんが寄ってきて、どこから来たのか、あそこに行ったか、等々話しかけてくる。その何とも言えない人の温かさがこの島の最大の魅力なのだと思う。そんな島を散策するにはやはり自転車、それも電動アシスト式自転車が一番。

自転車はフェリーターミナルにある観光協会で借りることができます。電動アシスト式自転車3時間1000円です。

サイクリングで喉が渇いたら日本の名水百選にも選ばれている天川の水で一息。

夕日を眺めるなら島の西にある日須賀海岸がお勧め。対岸に西ノ島と知夫も望むことができる絶景ポイントです。

一日ゆっくり島を散策すればあなたもきっと「ないものはない」の言葉の意味が理解できるはずですよ。