日本で最も美しい村の一つ、秋田県小坂町は、かつては日本東部では最大の銅鉱山で栄えた町です。町の中心部「明治100年通り」には、当時の繁栄を感じさせる一連の洋風建築が連なります。

明治38年に当時としては贅沢の限りを尽くして建築されたルネッサンス様式の洋館です。100年以上前に東北のこの地にこれだけの建築物が作れる財力のすごさを実感できる建物です。

お隣に立つ芝居小屋「康楽館」も洋風の外観ですが、中は伝統的な「歌舞伎」の舞台となっており、今でも一年を通して演目を楽しむことだできます。

「明治100年通り」脇に小坂鉄道公園があります。小坂鉄道は、小坂鉱山から銅を輸送する重要な輸送手段として1908年に創業を開始しましたが、銅鉱山の終焉とともに、鉄道も2009年には幕を閉じることになりました。その後、駅はテーマパークとして改装され、今でも多くの鉄道ファンを惹きつけています。トップシーズンの週末には、駅に設置されている寝台列車に寝泊まりすることもできますよ。