鹿児島から南に約380キロ、お隣の奄美大島から東に25キロに浮かぶ隆起サンゴ礁の島です。島が初めて隆起したのは約10万年前。今でも年平均2ミリ隆起を続いている世界でも稀有な島なのです。
喜界島に到着したら、まず行って欲しいのが、こちらサンゴ科学研究所のサンゴミュージアム。サンゴのこと、そしてそのサンゴからこの喜界島がどう誕生したのか等々学ぶことができます。ここで十分な事前知識を持ってから島内をを散策すれば、楽しみ倍増間違いなしです。
次はやはりこの島が10万年に誕生したこの島の最高地点である七島鼻(別名ポイント211)に行ってみましょう。このサンゴの台地からこの島が始まったことに感動すること請け合います。また、ここからの眺望も素晴らしい。
少し降りて行くと、見えてくるのが約6万年前に隆起したサンゴの断層台地。その下は7000年と一気に若くなります。
サンゴが与えてすれたのは景観だけではありません。サンゴに含まれるミネラル分が土壌を豊かにしてくれたお陰で、この土地で作られる作物は本当になんでも美味しい。特にこの島で栽培されるサトウキビから作られる黒糖はまろやかな味わいでお土産におススメしますよ。今回私は喜界島の黒糖作りに魅せられ東京から移住してきた喜界島工房の杉俣社長にお話を聞く事ができました。彼は自身で有機栽培でサトウキビから栽培するこだわり。彼の作る黒糖製品は何でも美味しくのですが、この黒蜜シロップが特におススメです。バニラアイスにかけると最高ですよ。
サトウキビだけでなく、島では夏場はマンゴー、パッションフルーツ、バナナ、冬は柑橘系と果物も豊富。そんな果物を魔法の力で美味しいジュースにしてくれるのが、こちら「ゆいカフェ」。レシピ門外不出のミックスジュースは島に来たら絶対飲んで欲しい一品です。
島内を回れば、至る所に巨大なサンゴを見ることができ、この島がサンゴ隆起の島であること実感できます。
「全てサンゴから」。皆さんも島を歩き、島人と触れ合えはその言葉の意味がよく理解できると思います。
喜界島